相続税の基礎控除は、相続放棄をした場合に変動するのか?

Q,相続放棄があった場合、その相続税の基礎控除額は変動しますか?

 

A,相続放棄があっても、相続税の基礎控除額には影響しません。

相続放棄があると、その人は最初から相続人ではなかったことになり、相続の権利が次の順位に移ります。第一順位の相続人(子など)が全員放棄をすると次は第二順位(親など)が相続人になり、第二順位の相続人も全員放棄をすると、第三順位の相続人(兄弟姉妹など)が相続人になります。

相続税の基礎控除額は、「3,000万円+法定相続人数×600万円」で計算をします。では、配偶者なし、子など第一順位の相続人が1人、第二順位の相続人はすでに他界していて存在せず、兄弟姉妹など第三順位の相続人が5人いる場合には、放棄をしたほうが相続人が増えるので、基礎控除が大きくなり相続税が減るのでしょうか?

結論は、相続放棄があっても、相続税の基礎控除額には影響しません。そのため、基礎控除額の計算式は、「相続人数」ではなく「法定相続人数」です。「法定相続人」とは、相続放棄がなかった場合の相続人のことを指しますので、先の例では相続放棄をしてもしなくても、相続税の基礎控除額は「3,000万円+1人×600万円=3,600万円」となります。考えられそうな課税逃れは、税法でしっかり防がれているのですね。

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